山陰・山陽八ヵ国の大大名「尼子氏」と十の重臣（十城）

最盛期には中国地方８ヵ国を治め１２０万石もの広大な領土を支配した戦国大名尼子（あまご）氏。尼子氏の盛衰を描いた一級歴史書「雲陽軍実記（うんようぐんじっき）」には、尼子氏の重要な家臣１０人を「尼子十旗」（あまごじっき）と記しています。

当御城印帳では、左表紙に尼子十旗第四の禄を賜り出雲・石見・備後、三か国の国境防衛最前線を担った『赤穴（あかな）瀬戸山城）』、右表紙には赤穴氏の重臣かつ尼子氏への忠義を貫き通した地元の英雄！烏田（からすだ）氏ゆかりの『賀田（かだ）城』を揮毫しています。

また、主君尼子氏の居城『日本三大山城 月山富田城（がっさんとだじょう）』は言うまでもなく、全尼子十旗も意匠された大変贅沢な御城印帳です。

ぜひ！みなさまの城あるき・城攻めにお供させてください❢❢

【左表紙】全国吾郷姓の祖 吾郷大炊介武則辞世の句

周防国を中心に北九州・山陽６カ国の守護大名として権勢を誇る『大内義隆』は、天文１１年（１５４２年）自ら軍勢を率いて出雲侵攻（尼子侵攻）を開始します。大内氏の重臣である陶隆房（後の陶晴賢）をはじめ、まだ一国人領主であった毛利元就など諸軍勢を従えて出雲国防衛最前線『赤穴瀬戸山城』に迫りました。

赤穴光清は赤穴瀬戸山城（衣掛山）の麓を流れる神戸川を松崎堰で堰き止め、城下一帯を湖水化し水攻めならぬ水守りを敢行しました。主君尼子氏からの援軍を加えてもわずか2千の兵でしたが、熊谷直続（なおつぐ）との緒戦を皮切りに出羽助盛や本庄経光ら大内方の諸将の攻撃を受けますが、地の利を得た巧みな戦術と勇猛な戦いぶりにより、大内勢４万の兵を約２か月足止めし耐え忍びました。（後に大内軍は月山富田城攻めにて大敗しますが、この２か月の籠城が主君尼子氏の応戦準備の時をかせぎ勝利に貢献したと伝わっています。）

しかし、業を煮やした大内勢は７月２７日未明に陶隆房、吉川興経らを中心に全軍総攻撃を開始しました。赤穴氏の重臣『猛将 吾郷大炊介』は老兵ながらも城門を堅固に守り奮戦しましたが、いよいよ力尽き城主光清へ奉じる辞世の句を詠み自刃しました。（この総攻撃で主君赤穴光清も流れ矢により討死するも、大内軍は攻め落とせず一旦撤退しました。）

「梓弓は　十字あまりに　引詰めて　射ては歸らぬ　道にこそゆけ」

吾郷大炊介 辞世の句

ふるさと納税限定御城印

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■飯南町ふるさと納税
https://www.iinan.jp/site/furusatonouzei/

■サイト例（ふるさとチョイス）
※他サイトでも掲載しております。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/32386/5210976

■赤穴瀬戸山城登山マップ・賀田城登山マップ（ダウンロード）
https://www.satoyamania.net/pamphlet/